児童文学って奥が深い。雨を通して
ここ数日、雨が降っていた。
傘。
傘に投資をする人はどれほどいるのだろう、
わたしは傘を間違えられて失くしてから、
愛着の湧く傘は買わないことにしている。
悲しい思い出。
まぁ傘ってなくなるとまず戻ってこないよね。
ぐぐったりすると
傘に「警視庁」のラベル貼ったり、
般若のキーホルダーつけたり
だと、色々盗まれない工夫もしているみたい。
他方、ビニール傘の路上投棄対策とかで、傘シェアサービスとか始まっている。
傘に対する愛着。
人は傘に対しての愛着を持つのだろうか。
おじさんのかさと言う作品がある。
小学校の国語の授業で扱った作品(はず)。小学校の1年生だったような記憶がある。
そして確か出版社は光村図書。
とりあえずネットで探してみたところおじさんのかさと言う作品は存在したので、
自分が記憶している程度に作品を振り返りたいと思う。
おじさんは確か黒い傘を持っていて、その傘が好きすぎて雨の日も傘をささない。
傘を持って歩いているけど、雨が降ってきたら、その傘を閉じたまま他の人の傘に入ったりして雨をしのぐ。
そしてなんかよくわからないけれども必要に駆られてその傘をささざるを得ない状況に遭い、傘をさしたところ雨音がすごい楽しくなって、
その日の夜は、その濡れた傘を見ながらお茶とタバコを吸って何か笑顔で笑った的な、その作品だった気がする。
この作品で何を学んだのか全く覚えていない。
そしてある種(言葉悪いが)いわゆるいかれたおじさんに対する作品?を扱って、児童に何を学ばせていたのかと思うような作品でもある。とりあえず詳細を調べずに今の段階で、あの作品を通じて何を学ぶべきかだったのかを推測したいと思う。
この作品の大枠からするに、おそらく新たな発見、新たな世界観というものを学ぶ作品なのではないか。このおじさんを例にしてみても、おじさんは傘が好きが故に傘をさすことがなかった。様は大切な物を固執したような守り方をしていたと思う。
傘の使い方とは、雨が降った時に傘をさす、要は雨風からしのぐと言う使い方をするわけであり、
雨の日に傘をささないで傘を閉じたままと言うものは傘の守り方からしてみるとちょっと違う。
というか、傘は自分を守るものに使うのであり、
傘を守ると言うものはなかなか観念できないのではないか。
傘は非常に脆いものであり、風が吹いてしまったら折れてしまったり、ときには傘に穴を開いてしまうということもある。
そうすると傘の使い方傘を守るというのは、究極的には使わないと言うことになるけれども、
そうすると傘が本来持っている効能を発揮できないことになる。
そうだとすると、ものを大切にするということは、物の本来の使用方法に沿って使うことであり、
その使用方法に従って丁寧に扱い、物の寿命が来たらありがとうと言う気持ちでさよならをする。
おじさんは傘を守ることは傘を使わなないことだと思っていた。
傘をさしたことで、本来的なものに気づき、新たな発見をし、大好きな傘をその傘の使用方法に沿って使ってあげることで、その傘の使命を全う出来るようになれたのではないか。
なんかそれっぽい結果出てきたけど、まぁ何を学ぶかはわからないけれども、このようなことを学ぶために扱われた作品なのではなかろうか。
追記で、調べた後の見解を綴ろうと思う。
ここから追記↓
調べて見たところ若干かすってた!
大切だから大事にしたい
おじさんは濡れた傘を見て
「かさらしい」
という。
大切にしすぎるけど、物には役割があるってこと
中には、誰にでもある独自のこだわりと、それを手放した時に得るものを描いた作品
とレビューするもある。
まぁ作品の捉え方って一義的ではないと思うから、
どれが正解ってわけではないけど
面白い作品だったなぁ。
児童文学って奥が深い。